採卵鶏と豚の屠殺場を見学した

6月7日に採卵鶏の廃鶏の屠殺場見学、

今日は豚の屠殺場見学に行ってきた。




豚が、屠殺されるときに全然鳴いていなかったのが意外だった。

係留所ではすごい悲鳴とか叫び声が聞こえるけれど、屠殺される部屋では鳴いていなかった気がする。

ニワトリもウシも鳴いていなかったと思う‥。



ブタさんは電気ショックを当てられてパタッと横に倒れて、あっという間にどんどん解体されていった。





屠殺の部屋に入った途端に、逆さ吊りのブタさんが真っ先に目に飛び込んできたけれど、

「可哀想」とか「残酷」という感想よりも、

大きくて迫力あって‥逆に感動してしまった。。



屠畜解体している人たちはお爺さんや若い男性が多く、すごい真剣な顔で、熱気と職人魂を感じた。

差別される職業だとは思えない…


なんか、、すごかったなー。

かっこいいとさえ思ってしまったよ‥




試用期間中は、地面の血液をホースで流したり、補助作業をするらしい。
今日は、2ヶ月前に入社したらしい20代の若い女性が担当していた。


家から自転車で15分なので近い。


屠殺の動画だと残酷性ばかりが強調されるけれど、実際の現場を見るとウシやブタなどの大型どうぶつを人の手で屠殺解体する姿に何だか見入ってしまう…
凄まじい‥



自分が可愛がったウシやブタだったりしたら、また違う感想を抱くのかもしれないけれど。
























食鳥処理場は、元勤務先の養鶏場のニワトリたちが廃鶏に出された場所へ行ってきた。


自転車で片道1時間40分…(;^_^A



色々と優しく案内して頂けたけれども…


一番ショックだったのは鶏をシャックルにかける作業…。

外国人実習生の若い男性が数人で担当していた。
手取り賃金の少ない外国人実習生が、みんなから一番嫌がられている仕事を担当しなければならないのか、、


ここの食鳥処理場は集鳥作業もかなり激しかったので色々と心配だった。

案の定、ニワトリたちはカゴから掴み出される時もシャックルに引っ掛けられる時も、養鶏場で働いていた私的にはショックな扱いだった。。
もう、ニワトリじゃなくて既に肉という認識であるようだった…。
トラックでの移動中に死んだ鶏や死にそうな鶏は、ゴミの如くカゴの中に投げ入れられていた。

制限時間内に何万羽も処理しなければならないから体力的にもかなりキツいと思うし、丁寧な扱いなんて出来ないかもしれないけれど。。

他の食鳥処理場はもうちょっと普通に懸鳥していた感じがしたけどな。。(´・-・`)

でも、
自分で実際にやったことないのに偉そうな批判は出来ない‥
生きものを扱うのって、すごく大変だしね。
工場みたいなもんだから、スピードだって求められるだろうし。。


ブタの屠殺場が不採用だったら、食鳥処理場で懸鳥作業やりたい。。














ニワトリがどんどん機械で屠殺されていく姿を目の前で見ていると、どうすることも出来ない現実が圧倒的過ぎて、感情的になる暇なんてない。

逆に血の気が引いて、気持ちが内に向かっていく感じがした。































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『うーちゃん』
(2016年4月4日~5日、食鳥処理場にて逝去。享年2歳。)


うーちゃんは、淘汰クラスからケージに戻った子。

首が曲がったりもしていたけれど奇跡的に完治した。



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天国で、ニワトリたちを見守ってくれているかな‥