もし屠殺場の壁がガラス張りでも、すべての人がベジタリアンになるとは限らない

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ベジタリアンであるポール・マッカートニー

『もし屠殺場の壁がガラス張りだったら、すべての人はベジタリアンになるだろう』

と言っているけれど、それはないと思う( ´~`;)


確かに、凄まじい光景だけれどね。。






屠殺場で働いている人たちは普通に肉を食べている。

一緒に仕事をしている20代の女性も、ブタの屠殺を実際に見ても肉を食べられなくなったとかは全くなかったらしい。




私も、実際の屠殺解体を毎日見るようになってからのほうが、肉や肉食に対する嫌悪感が沸かなくなった。
(とはいえ、食べないけれど。)




切断されたばかりの豚足や、ブタの頭や、取り出されたばかりの内臓を触ることにも抵抗はない。


取り出された内臓は、心臓や腸や肝臓などが生きもののようにウネウネと動いている。

たまに、母ブタの胎内から子ブタが出てくることもあるそうだ。












働いている人たちは、解体中の顔がみんな暗い…

いきいきとした目はしていない。


仕事を教えてくれるときや、話しているときは普通に明るい表情だけれど。

ブタと対峙しているときは暗いオーラを感じる。



一体、何を思いながらブタを捌いているのだろう?




私よりも1つ年上らしい23歳か24歳の男性が、ブタのお腹を切って絶命させる仕事もしているのだけれど、切っている最中や合間によく笑っている‥
陰の深い笑みだけれど…

でも、全然ふつうの人。




ブタを棒でバンバン叩いたり、スタンガンを何度も当てているような、ブタの誘導の仕方が一番激しいおじさんにも話しかけたけれど、

拍子抜けするくらい朗らかな人だった。




みんな、ブタに対しては怖いけど、人間に対しては全く普通。。

このギャップがなんともすごい‥(⌒‐⌒;)












養鶏場で働いていたときは、ひたすらニワトリのことばかり考えていた。

今はブタの屠殺場で働いているけれど、ブタよりも労働者に興味がある。。





ナイフ等で怪我をすることも珍しくないみたいだし、とても危険な仕事だ。

最近も、ブタの足を切断する機械で手の指を切ってしまった人がいるらしい。



私はナイフを使い慣れていないからとても心配だ。。