麻央ちゃん、初めての家出。
10月30日に、
麻央ちゃんが家出しました。
昼頃におじいちゃんが見に行ったら既にいなくなっていたらしい。
私は教習所の卒検やら他の用事やらで夕方帰宅したので、そこから急いで麻央ちゃんを探したものの、どんどん日が落ちて真っ暗になり捜索不可能に。。
先輩鶏もよく脱走したけれど、みんなすぐに見つかったり、夕方になると自分から出てきたりしていた。
麻央ちゃんは1ヶ月くらい前に家に来たばかりだから、小屋の場所などをまだ覚えていないのかもしれない…。
おじいちゃんが地味に一番ショックを受けているようだった。
渋々、朝になるのを待つことにしました。
夜寝るときも、麻央ちゃんのことが心配で、
猫に食われたんだろうか?
誰かに盗まれたんだろうか?
足に草が絡まって身動きできなくなっているのではないか?
道に出て車にひかれたんじゃないか?
寒くて凍えているんじゃないか?
…などなど、ネガティブな妄想が広がりました。
"明日、警察と保健所に電話しよう。"
"仕事はどうしよう?休んで探そうかな…でも、、、"
ニワトリ1羽と、翌日屠殺されるニワトリ1万5千羽を天秤にかけ、揺れました。
"ニワトリ1羽を探し出すことと、ニワトリ1万5千羽を見送ること…どっちが大事なのだろう?"
どっちも大事だ…(T_T)
その夜、麻央ちゃんが見つかる夢を見ました。
翌朝、まず5時~5時半まで探しました。
まだ外は真っ暗でよく見えません…
麻央ちゃんの気配もありません…
いつもは5時10分頃家を出ているので、この時点で仕事は休むことにしていました。
6時から捜索再開。
外はだいぶ明るくなっていました。
それでも麻央ちゃんは見当たらず…
植物の生い茂る放置畑をかき分けて、2件お隣の家の敷地まで行きました。
茶色い生きものが、夢中で土をかっぱいている様子が目に入りました。
夜見た夢が、正夢になりました。
麻央ちゃん、発見★(T_T)
人の心配をよそに、何食わぬ顔でプチ家出を楽しんでいました。
寝ているおじいちゃんの枕元に麻央ちゃんを抱いていきました。
麻央ちゃんの顔を見て、おじいちゃんは安心した様子でした。
時計を見ると、6時40分くらいになっていました。
今から仕事に行くとなると、2時間遅刻になります。
おばあちゃんに
「今日は仕事休んで家の片付けでもしろ!」
と言われました。
丸一日休むつもりでいたけれど、案外早く見つかったし、
なによりも屠殺されるニワトリたちの顔が浮かび、汚死事へ逝くことにしました。
ニワトリの仕事じゃなかったら、余裕で休んでたな(-ω-)
電車が、通学通勤ラッシュで混んでいて気持ち悪かったです。。(´-ω-`)
いつもは5時半頃の始発&下り電車なのでガラガラで快適なんですが。。(´-ω-`)
予定通り2時間遅刻したけど、
行って良かった。
ニワトリたちに会えて安心…
懸鳥は作業着(カッパ)も顔も糞まみれになるけど、鶏の糞まみれになるのは私にとっては勲章。。。
。゚(゚^∀^゚)゚。
ニワトリの水軟便みたいなのが顔にかかると、この時期は温かくて気持ちイイくらい…(〃艸〃)+゚
ほかの哺乳類とかの糞が顔や作業着にかかったら、恐らく屈辱でしかありませんがね、、(-ω-;)
ウシならイケる・・・かな?(-ω-)
帰りに、
検査員(?)の方に、
「よく出来るなぁ~すごいなぁ~と思っていつも感心して見てるんですけどねぇ」
と言われた。
「ニワトリが好きだから。。」
と答えた。
最後に、
「頑張って盛り上げてください」
と言われた。
そうだ、、、
避けるだけで変な衰退のさせ方するより、盛り上げて昇華させるほうが、家畜にとっても人間にとっても世の中にとっても良い方向に向かう気がする。。
今まで、畜産も屠畜も、みんなに避けられ嫌われてきたからこそ、今の停滞した状況がある…
避けられてきた結果、なにも変わってないし良くなっていないのだから、
これ以上嫌って非難して避けるよりも、
逆の変化を起こしたほうが、効果的な近道なんじゃないだろうか…('_'?)
11月1日は
また色々ありました。
かなりショックな場面もありました。
ニワトリをモフる時間もありました。
地獄と天国が共存しています(^^)