家畜と神風特攻隊

私は最近、鶏をつくづく美しいと思っている。

工場畜産で、
人のために痛み苦しみの中で生き、人のために死んでいく鶏なんて、美の極み。

私なんかは到底足元にも及ばない、高貴な存在。

強くて、儚くて、健気で、美しい。。




可哀相とか哀れとか弱い存在とか…
そんなふうに惨めに感じるのが失礼に思えてきた。
他人事のような、家畜に対する蔑みのような言葉にすら思える。。
あの痛み、苦しみ、死は、
同情できるほど安っぽいものなのだろうか。。?



私には耐えられないであろう状況を生き、死んでいく産業動物は、
自分よりもすごい存在だと感じ始めてきた




















ところで、私は神風特攻隊を美しいと感じるし尊敬している。


家畜と神風特攻隊に、同じようなものを感じる。

神風特攻隊を美しいと思うのと同じように、
家畜の一生と死を美しいと思うし、尊敬している。
過酷な大規模工場畜産であっても。





採卵養鶏場の鶏たちを廃鶏屋さんに出すとき…
あれは、家族を戦場に送り出す気持ちに似ているのかな。。

食鳥処理場へ連れて行かれたら、二度と生きて還っては来ない。
どんな死に方をするのかもわからない…
無駄死にになる鶏もたくさんいるだろう…

不安と恐怖と絶望感。。(なんて言ったら大袈裟だろうか)


みんなが散っていったあとに見た土手の桜がとても綺麗で泣けた








バタリーケージの採卵鶏たち

哀しいくらいに
痛いくらいに


美しい


f:id:tyratorico:20170220030236j:plain

f:id:tyratorico:20170220030253j:plain

f:id:tyratorico:20170220030304j:plain

f:id:tyratorico:20170220030319j:plain

f:id:tyratorico:20170220030328j:plain

f:id:tyratorico:20170220030339j:plain









わが子や兄弟を特攻隊に送り出した家族の人たち、
すごいな。
http://www.tamanegiya.com/kako/totkoutaitoutukusisa.html


家畜を屠殺場へ送る日には、
戦場へ向かう特攻隊員を見送る家族のようであれたら良いのかな。








さて、今日も、
神風特攻隊員たちを見送ってきます。


f:id:tyratorico:20170220032900j:plain

f:id:tyratorico:20170220051448j:plain

f:id:tyratorico:20170220032719j:plain

f:id:tyratorico:20170220032822j:plain













この本読みたいな。
http://www.810.co.jp/hon/ISBN978-4-8024-0001-5.html
(アフィリエイトはやってませんw)