食鳥処理場を見学してきた

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今日は、鶏の屠殺場へ行ってきた。


屠殺場の見学は人生で2回目。

1回目は牛だった。







なんだろか。。

屠殺場は、映像で見るのと自分の目で実際に見るのとでは印象が違う。




映像で見ると、どうぶつをただ虐殺しているようにしか見えないけど、
実際の現場を見ると働いている人たちの様子とか周りの状況がわかるから、


逆にショックが緩和される感じがする。

牛のときも鶏のときも、首を切られる瞬間を見ていないからかもしれないけど‥



牛のときは、職員さんに「エグいから見ないほうがいい」と言われ、
私は係留場にいる屠殺直前の牛と、首を切られて血が滴っている逆さ吊りの牛の姿しか見ていない…

殺される寸前の牛を撫でたりもした。





鶏は、生きている状態で足をフックに掛けられて逆さ吊りになっている状態と、首と羽毛が無い状態を見た。

従業員の人たちはみんな包丁を持っていたし、雰囲気がすごくピリピリしていて怖かった…



部位ごとに解体する場所では、おばさんたちがまな板の上で丸鶏をどんどん切断していたり、なぜか首付きの丸鶏が山積みにされていたりして、
中国の犬肉の屋台の映像がフラッシュバックしてきた。

シーチキンのようなニオイがした。










見学中は、案内されるままに呆然と見ている感じで、屠殺の動画を見ているときのような激しい感情などは沸いてこない。



いよいよ屠殺される‥という瞬間を見ても、
なんだか学校の身体測定のような雰囲気を感じる。













屠殺場を出たら、急に我にかえったように全てが恐ろしくなり、頭と瞼が重くなり、頭痛がした。




でも、屠殺場で働きたいという思いが強くなった。



屠殺場に、真実の世界を感じてしまったから。




なにも隠されていないし、なにも誇張されていない…
なんの嘘偽りもない…










ようやく崖の淵に立ってリアルな世界を生きられる気がした。

















食鳥処理場はあと2社、見学しに行きます。


豚の屠殺場が自宅近辺にあるので、そちらも見学しに行きたいです。