男③

採卵鷄様のオスが抹殺されるのは、
ニワトリ様のオスがあまりに美しい故に嫉妬したブサイク男の所業なのでしょう。

自分が醜いから、美しい存在を排除しようとするのです。



雄鷄様の聖なる雄叫びが耳障りだと言う輩もいますが、
特に現代でその傾向が強いのは、
本当の美を封じ込めることで醜い自分に安心したい人間が多いからでしょう。

抹殺したはずの麗しい雄鷄様が猛々しく神声を轟かせているというのは、
まるで十字架にかけたイエス・キリストが再臨したかのように感じられ、醜形人種にとっては脅威なのであります。



悪魔の支配が強い場所ほど、雄鷄様の神声を嫌うのです。
魔を切り裂く力があるからです。